【過去問解説】 国内線航空券の取り扱い(全日本空輸)その2 (令和4年出題)
航空券の発売日は気にしますが、いつまで買えるのか(購入期限)はこういう機会でもないと気にも留めません。
自分の場合、と言ってしまうとそれまでですが、航空券を間際に買うことはまずないので、こういう問題は正直苦手ですね。
令和4年 国内実務 問題5(2) 配点4点/100点
全日本空輸の国内線において、次の航空便を利用する場合における設問に該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。
◎この設問で利用する航空便
令和4年8月1日(月)
羽田空港 14:20発 福岡空港 16:05着 ANA257便
◎問題
座席予約の販売期間、航空券の購入期限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢ア.
ANA SUPER VALUE 75(ANAスーパーバリュー75)を適用する座席予約の申込みは、搭乗日の75日前である令和4年5月18日(水)より受け付ける。
選択肢イ.
プレミアム運賃を適用する座席予約の販売期間は、令和4年7月31日(日)までである。
選択肢ウ.
ANA VALUE PREMIUM 3(ANAバリュープレミアム3)を適用して、令和4年7月29日(金)に座席予約の申込みを行った。この場合の航空券の購入期限は、令和4年7月30日(土)である。
選択肢エ.
ANA FLEX(ANAフレックス)を適用して、令和4年7月30日(土)に座席予約の申込みを行った。この場合の航空券の購入期限は、搭乗当日の14時00分である。
この問題の正解(正しいもの)は選択肢エ.です。
「ANAフレックス」と言うと馴染みの無い方には割引運賃の何かのように思えますが、実のところ旧来の「片道運賃」と同じと思えばよいです。つまり、予約や購入も一番最後まで行えます。
搭乗3日前までであれば購入は「予約日を含めて3日間」ですが、この設問では既に2日前になってからの予約なので購入は「搭乗日の出発20分前」であり、記された内容(搭乗当日の14時00分)で合っています。
これ以外の選択肢はいずれも"誤り"です。
選択肢ア.は、一見さらっと読んで私も"正しい"と勘違いしてしまいましたが、読み返してみると全く真逆ですね。。。
「搭乗日の75日前」は、ANAスーパーバリュー75 の予約終了日であって予約開始日ではありません。
予約開始の方については、ANAの場合、「搭乗日355日前9:30」で各種一律なのであえて問題にするまでもありませんね。
選択肢イ.も"誤り"です。
プレミアム運賃は、変な言い方ですが、"プレミアムクラスを利用する場合の一般運賃"(割引の類では無いの意味)なので、搭乗当日まで予約できます。
つまり、令和4年8月1日(月)でも大丈夫です。
選択肢ウ.も"誤り"です。
ANAバリュープレミアム3 は搭乗3日前まで予約できるので、7月29日(金)の予約は問題ありません。が、購入期限も搭乗3日前までです。
つまり、今回のケースでは同じ日(7月29日(金))のうちに購入しなければいけなくなっています。