【過去問解説】 都道府県組み合わせ(名産品・郷土料理・観光地) (令和3年出題)
私感ですが、複数の都道府県にまたがっていない(単一の都道府県にしか無い)名産品や郷土料理って余程個性的なものかと思うんですよね。
なので、そんなにわかりにくい問題(難問)ではないような気がします。いかがでしょうか。
令和3年 国内実務 問題9(3) 配点2点/100点
以下の設問の組合せについて、該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。
次の名産品・郷土料理と観光地の組合せのうち、同じ都道府県でないものはどれか。
選択肢ウ.
伊勢うどん - 二見浦
選択肢エ.
わんこそば - 小岩井農場
この問題の正解(同じ都道府県でないもの)は選択肢ア.です。
稲庭うどん(いなにわうどん)は秋田県の名産品です。湯沢市にある稲庭町が発祥だと言われています。滑らかな食感が特徴で、うどんと言うにはやや細めの形状をしています。
一方で、金華山(きんかざん)は宮城県石巻市の牡鹿半島向かいにある島と岐阜県岐阜市にある山(山頂に岐阜城がある)を指す場合がそれぞれありますが、いずれも秋田県ではありません。
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選択肢イ.は群馬県どうしの組み合わせです。
下仁田ネギ(しもにたねぎ)は下仁田町の特産品で、太くて短いずんぐりした姿が特徴です。下仁田町はコンニャク(こんにゃく芋)でも有名です。
鬼押出し(おにおしだし)は嬬恋村にあります。浅間山の噴火(1783年)の際に溶岩がこの一帯に流れ出して風化した結果、独特な景観の奇勝ができあがりました。
選択肢ウ.は三重県です。
伊勢うどん(いせうどん)は文字通り伊勢(伊勢市)を中心に展開しています。極太で柔らかくもちもち食感の麺に黒く濃厚なタレ(たまり醤油など)を絡めて食します。
二見浦(ふたみがうら)は同じく伊勢市にある観光地です。しめ縄で結ばれた夫婦岩が有名で、初日の出の際のご来光などでは特に賑わいます。
選択肢エ.は岩手県どうしの組み合わせです。
わんこそばは盛岡市や花巻市で楽しめます。一口大のそばが椀に投げ入れられ、客が満腹になりふたを閉めるまでそのやり取りが続けられるスタイルが定番となっています。
小岩井農場(こいわいのうじょう)は盛岡市西方の雫石町にあります。明治時代に開設された日本最大の民間農場で、その一部が観光農園として開放されています。
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