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【過去問解説】 杵築市ほか (令和3年出題)

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この問題もヒントは多めですが、"海岸線"以外は位置を特定する情報に乏しく、その観光地の特色をつかんでいなければ解きにくい出題となっています。
とは言え、個性的な街ですので覚えておく価値はありでしょう。

令和3年 国内実務 問題5(6) 配点2点/100点

以下の設問について、該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。
臥牛山に城が築かれ、藩士の邸宅や町屋も残されているかつての城下町で、百を超える鮭料理など独自な鮭文化を築き上げ、瀬波温泉や美しい海岸線の笹川流れでも知られる街は、次のうちどれか。

選択肢ア. 杵築市
選択肢イ. 酒田市
選択肢ウ. 村上市
選択肢エ. 若狭町

 

 

この問題の正解は選択肢ウ.の村上市(むらかみし)です。

村上市新潟県最北の市で、日本海側を山形県方向に向かった場所にあります。
村上城のある臥牛山は標高135メートルで、いわゆる平山城でしたが明治時代以降は建物が現存しません。
この街では明治時代に鮭の人工ふ化に成功したことをきっかけに、鮭漁や鮭料理文化が発達しました。
瀬波温泉笹川流れ日本海沿岸にあり、特に夕陽の美しさには定評があります。


 

選択肢ア.の杵築市(きつきし)は大分県で国東半島の南側にあります。
みかん・デコポンなど農林産業が中心、大分空港に近いことから半導体など先端技術産業も集まりつつあります。
観光面では杵築城と旧城下町、古墳群などを取り上げて力を入れています。

選択肢イ.の酒田市(さかたし)は山形県日本海側に位置し、庄内地区の中心都市でもあります。
北前船の寄港地として栄えた酒田の街は、かつての米取引所の名残である山居倉庫(さんきょそうこ)など歴史的建造物も数多く残っています。
離島である飛島や庄内砂丘など自然スポットにも恵まれています。

選択肢エ.の若狭町(わかさちょう)は福井県の西部(若狭・嶺南地方)にあります。
ラムサール条約登録湿地である三方五湖を有する地域で、日本海から京都へ海産物を運んだ"鯖街道"(熊川宿が有名)でも知られています。

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