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【過去問解説】 赤間神宮ほか (令和3年出題)

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神社を選ばせる出題です。この問題も比較的有名どころが選択肢に並んでいますのでわかりやすいと言えましょう。

令和3年 国内実務 問題5(4) 配点2点/100点

以下の設問について、該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。
長い石段の参道と海の神様を祀ったことで知られ、大門や書院、旭社などの建造物が点在するほか、参道沿いには土産物やさぬきうどんの店が並ぶ神社は、次のうちどれか。

選択肢ア. 赤間神宮
選択肢イ. 今宮戎神社
選択肢ウ. 金刀比羅宮
選択肢エ. 住吉大社

 

 

この問題の正解(当てはまるもの)は選択肢ウ.の金刀比羅宮(ことひらぐう)です。

「長い石段の参道」「さぬきうどんの店」などのヒントで正解に辿り着いた方も多かったことでしょう。金刀比羅宮があるのは香川県琴平町。あの「こんぴらさん」のことです。
石段の数は御本宮までで785段、奥社までだと1,368段になるそうです。時間に余裕をもった参拝をおすすめします。以前は石段途中にある「大門」までの間で籠に乗って上がることもできましたが、担ぎ手の高齢化により2020年に廃止されました。
「海の神様」ということで、航海の安全に関するご利益が特に有名ですが、それ以外でも商売繁盛や病気平癒などで祈願する参拝客が多く訪れます。

選択肢ア.の赤間神宮(あかまじんぐう)は山口県下関市にあります。
壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇を祀る神社で、平家に縁があります。明治時代までは仏式の阿弥陀寺で「耳なし芳一」の舞台でもありましたが、その後に神社へと変わりました。
毎年5月2日から4日に行われる先帝祭(せんていさい)でも知られています。


 

選択肢イ.の今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)は大阪市浪速区です。戎=七福神の恵比寿のことで、「えべっさん」の呼び名で親しまれています。
難波、通天閣天王寺地区からも近く、周辺観光の折に立ち寄る参拝客も見かけられます。
毎年1月9日から11日には十日戎(とおかえびす)が開かれます。

選択肢エ.の住吉大社(すみよしたいしゃ)は同じく大阪市住吉区にあります。
難波津、住吉津といった往時の海上交通拠点から近く、こちらも「海の神様」である筒男三神を祭神とし、遣唐使頃の時代より航海の安全を守ってきました。


 

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